ポール径【25mm】vs【19mm】メリット&デメリット比較

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メタルワイヤーラック ポール径【25mm】vs【19mm】メリット&デメリット比較

スチールワイヤーシェルフには主にポール径が25mmのものと19mmのものがあります。概ね幅90cm以上のものは25mmが多く、幅75cm以下は19mmが多いと言えるものの、逆に言うと幅60~90cmくらいのサイズでは両者が混在していることも少なくありません。

そんなときはどちらを選んだら良いのかと悩むこともあるでしょう。そこで今回は、ポール径19mmを選ぶ場合を中心にメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

ここではポール径25mmと19mmの両方を多く扱っているドウシシャ「ルミナスラック」とアイリスオーヤマ「メタルラック」を念頭に話を進めます。

※この記事は2023年2月19日に大幅に書き改めました(2023年11月13日一部更新)

ポール径19mmを選ぶメリット

1. サイズバリエーションがきめ細かい

ポール径25mmのワイヤーラックは幅150mm単位で展開されることが多い一方、ポール径19mmのものは小さめのサイズが中心ながら、基本的に幅も奥行も50mm単位で細かく設定されています。

これはつまり、スペースに対して無駄なくピッタリの棚を設置できるということです。ここが19mmシリーズが支持されている最大のポイントかもしれません。実際、私もクライアント宅で押入れの下に最適なサイズのキャスター付きラックを設けたい場合に何度か使用しています。

2. ポールが細い=無駄が少ない

直径にして6mm違うので、幅方向、奥行方向ともに、それぞれ合計12mm違ってきます。たった12mmと言えばそれまでですが、CDジャケット1枚分です。結構、侮れません。

ちなみに重量もポール径25mmのものよりかなり軽く感じられます。組み立ての労力にも無駄がないですし、軽くて移動も容易になります。

3. サイズが比較的コンパクト

ポール径25mmよりも19mmのほうがサイズバリエーションがコンパクトなので、特にすきま家具として使うにはもってこいです。価格も手頃なものが多く、気軽に購入しやすいと言えます。

4. カラフルなバリエーション

現在、ポール径19mmのラックはクロムメッキ色よりもカラフルなものが多い傾向にあります。カラーボックスよりも頑丈でありながら、カラーボックスと同様に気軽に購入するユーザーが多いのでしょう。つまり、そういう使い方なら19mmのほうがオススメと言えます。

ポール径19mmを選ぶデメリット

1. 変形しやすい

ポール径19mmのラックを組み立てたり分解するときに厄介だと感じるのは、ゴムハンマーで叩いたときに棚板が変形しやすいことです。特に分解するときは強く叩くと変形し、やさしく叩くと外せないので困ってしまいます。

また、届いた時点で棚板が変形していることも少なくありません。それほど変形しやすいということでしょう。

2.安定感が悪い

スチールワイヤーラックに限らず、家具というものは奥行が短いと不安定になるものです。また、カーペットや畳の上に設置する場合、4本脚の家具というものはどうしても不安定になりがちです。しっかりとアジャスターで調節する必要があります。

ポール径19mmのものは25mmのものより奥行が短いことが多く不安定で、そのため低い高さのものが多いのだと推定されます。低ければ低いほど重心が高くならないので安定しやすいからです。

19mmのセットものは背丈より低いものが多いですが、逆に高い場合は天井つっぱり式がほとんどになります。これはつまり、メーカー側も不安定さを認めているということでしょう。

また、19mmは25mmよりグラつきが生じやすいように思います。太いポールのほうが変形しにくく、細いポールのほうが変形しやすいのですから当然のことかもしれません。

3. オプションパーツが少ない

私自身はあまりポール径19mmのスチールワイヤーシェルフは使わないのですが、19mmシリーズのラインナップは意外と一定の規模を保っています。他のスチールワイヤーラック関連シリーズは販売中止になることもある一方で、19mmはそれなりに需要があると考えて間違いないでしょう。

ただ、やはり基本は25mmなので、19mmのオプションパーツは25mmほどは多くありません。ホームセンターなどでも取扱いは少なめです。また、ラインナップは規模を保ちつつも割りとコロコロ変わります。そういった点で、拡張性や買い増しはあまり期待できないと考えたほうが良いかもしれません。

4. 耐荷重性能が小さい

耐荷重が小さいとは言っても棚板1枚あたり最低でも15kgあるのですから、ホームユースであればほとんど問題になることはないでしょう。少なくとも木製ラックよりはかなり耐荷重性能が大きいと言えます。

ただし、棚板に使われているスチールワイヤーはポール径25mmタイプよりも細いので、大型レンジなどを置くと変形する可能性はあります。

 

以上、ポール径25mmのものより19mmのものを選ぶメリットとデメリットはだいたいこんなところでしょうかね。こうやって改めて整理してみると、思っていた以上に19mmが持つメリットは多いと感じます。

ただし、ニーズ次第のところはあります。スチールワイヤーシェルフを選ぶ最大のメリットは耐荷重の大きさと拡張性の高さです。19mmはその点が弱く、あくまで気軽に、もしくはコンパクトに使えるというところがメリットです。そこは分けて考えたほうが良いでしょう。

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プロフィール
この記事を書いた人
収納マン

日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年余りの収納&インテリアのプロ。これまでたくさんのワイヤーシェルフを組み立ててきました。独身時代はエレクターを中心としたコーディネートで、その後もメタルラックやルミナスラックを愛用しています。詳しいプロフィールはこちら

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