以前はクライアント宅のキッチンの分別ゴミ箱の上の空間を収納スペースとして使えるようにすることは私の腕の見せどころでした。数年前までコの字バー(三方バー)を含むスチールワイヤーラックのセット品は皆無で、その場に応じた最適な組み合わせを考える必要があったからです。
しかし、現在は状況が変わりました。分別ゴミ箱の上の空間を活かすのに最適なセット品が用意されているのです。しかも、サイズや構成もカラーも様々で選択肢が豊富です。私も今回、片っ端からピックアップしてみて、「こんなにあったのか!」と驚いたくらいです。
それでは、背の低いものから順番に見てまいりましょう。
※この記事は2023年4月26日時点の情報に基づいています(2024年12月28日一部更新)
カウンタータイプ
ルミナス ラテ
分別ゴミ箱上の空間を活かすスチールワイヤーラックはドウシシャ「ルミナスラック」シリーズが圧倒的にラインナップが豊富です。「ルミナスラテ」の高さ90cmのカウンタータイプは圧迫感がなく、電子レンジや炊飯器などを置くのにちょうど良い高さとなっています。
幅は3サイズ。コの字バーもしくはワイヤーバーの組み合わせのものがありますが、後者は背面にコンセントがある場合などに便利な仕様と考えられます。普通はコの字バーのほうで良いでしょう。
ルミナス ノワール
ブラック系の「ルミナス・ノワール」は高さ90cmのカウンタータイプが基本。また、幅111cmサイズにはデスクやテーブルよりもちょっと高いくらいの高さ75cmタイプも用意されています。
基本的には幅4サイズで、ソリッドシェルフとウッドシャルフのいずれかを選ぶことができます。
ルミナス レギュラー
「ルミナス・レギュラー」のデスクはキッチンでペールの上の空間を活用するのにも使うことができます。幅4サイズ、ウッド天板は3色から選ぶことが可能です。
カラーメタルラック
ルミナスラックはポール径25mmですが、アイリスオーヤマはポール径19mmの「カラーメタルラック」シリーズです。
奥行が浅いので電子レンジなどを置くには不向きですが、限られたスペースに置くには向いているかもしれません。また、側面にサイドハンガーが付いています。
ミドルタイプ
ルミナス ラテ
ルミナスラテには高さ121cmのミドルタイプもあります。こちらも幅3サイズ展開となっています。
これくらい高さがあると大型のゴミ箱のフタを開閉することもできますし、収納量もアップしますね。
ルミナス ノワール
ルミナスノワールには高さ121cmが幅40cmのみラインナップされています。なぜ幅40cmだけなのか、不思議ではあります。
ハイタイプ
ルミナス ラテ
ルミナスラテにはハイタイプもあります。キッチンラックとランドリーラックがそれぞれ幅3サイズの展開となっています。後者は寝室などで使っても良いでしょう。
ルミナス ノワール
ブラック系のルミナス・ノワールは幅4サイズ(キッチンラックとランドリーラックは3サイズ)。ソリッド天板とウッド天板の両タイプが用意されるとともに、側面にワイヤーメッシュを備えた仕様もあります。なお、バスケットを備えたキッチンラックとランドリーラックは品番が異なるだけでまったく同じ商品と思われます。
カラーメタルラック
アイリスオーヤマのカラーメタルラックにもハイタイプがあります。こちらはカラー2色、幅2サイズ展開となっています。
つっぱりタイプ
ルミナス ラテ
ルミナスラテには突っ張りキッチンラックと壁面突っ張りラックがあります。いずれも幅は3サイズです。
突っ張りキッチンラックなら収納量が多いうえに、転倒防止の観点からも安心です。また壁面突っ張りラックは奥行が浅くて圧迫感が少ないうえに、手前にポールがないことで側面からでもモノの出し入れがしやすくなります。
ルミナス ノワール
ルミナス・ノワールにも壁面突っ張りラックが用意されています。こちらは幅3サイズ展開で、パネルタイプと全段棚タイプの2タイプがあります。
木製ラックや他の一般的なスチールラックで分別ゴミ箱の上の空間を活用すると、どうしても横揺れが気になりがちです。その点、ルミナスラックやメタルラックなら安心です。
また、スチールワイヤーシェルフなら使い勝手やライフスタイルの変化に応じて組み替えや拡張ができるのがメリットと言えます。価格も手頃、キッチン家電との相性も抜群なので、ぜひ活用していただければと思います。
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