ルミナス互換ラック(EL25)とルミナスレギュラー(SR)の棚板の違い

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amazonや楽天市場などでは「ルミナス互換システムワイヤーラック(エコノミーラック)」という商品が売上上位となっています。これは「ルミナス レギュラー」と具体的にどこがどう違うのでしょうか?

今回はこれにスポットを当てて説明したいと思います。

この記事は2024年3月3日時点の情報に基づいています

ルミナス互換ラックとレギュラーの違い

レギュラーは網目の密度が高い

ルミナスレギュラーと互換ラックの棚板の比較

ルミナス互換ラック(EL25)とルミナスレギュラー(SR)の棚板の一番の違いはワイヤーの密度です。上写真はこれはそれぞれ裏面から見た状態で、左がルミナス互換ラック、右がルミナスレギュラーとなっています。

パッと見で、互換ラックはワイヤーの本数が少ないのが分かります。さらに、レギュラーのほうには真ん中に、反り止めのような補強が付いています。そのため、レギュラーのほうが変形しにくく、耐荷重が大きいのです。

また、主たるワイヤーの向きが90°異なります。これはレギュラーが幅方向(上写真では上下方向)に太いワイヤー、奥行方向に細いワイヤーをを配しているのに対し、互換ラックは細いワイヤーをメインに幅方向に配する構造と言えます。

レギュラーはワイヤーも太い

ルミナスレギュラーと互換ラックの棚板の比較

今度は側面から見てみましょう。左がルミナス互換ラック、右がルミナスレギュラーです。

棚板部分の厚みが、互換ラックは25mm、レギュラーは30mmです。さらに細いワイヤーは互換ラックは2mm、レギュラーは3mm、太いワイヤーは互換ラックは4mm、レギュラーは5mmと、すべてにおいてレギュラーのほうが頑丈にできています(数値はすべて実測値であり、必ずしも正確ではありません)。

互換ラックの棚板はたわみやすい

ルミナス互換ラックの棚板は手で押すと簡単にたわむ

ルミナス互換ラックの棚板を手で押すとこんな風に簡単にたわみます

手で押している部分が、床につきそうですね。これでも一応、棚板耐荷重は80kgです。ちなみに、レギュラーは同250kgです。

レギュラーの棚板はビクともしない

ルミナスレギュラーの棚板は手で押してもビクともしない

一方のルミナスレギュラーのほうを手で押しても何ともありません。まあ、反り止めが入っているので、当然と言えば当然ですが…。

レギュラーより大幅に安い

タイプ サイズ(mm) 互換ラック レギュラー
W90 4段 915×460×1560 6,980円 11,800円
5段 915×460×1785 7,980円 12,800円
ワードローブ 915×460×1785 5,980円 14,800円
W120 4段 1215×460×1555 11,800円 16,800円
5段 1215×460×1785 13,800円 17,800円

価格についてはどうでしょうか。上表の通り、ルミナス互換ラックはレギュラーに比べて約22~60%も安くなっています。さすがにこれだけ安いと、スペックの違いには目をつむって互換ラックを買うという人が多いのではないでしょうか。

 

以上のような違いがありますが、写真で見るのと違って、一番違うのは見た目の違いですね。ルミナス互換ラックのほうだけ使っている分には気付かないかもしれませんが、やっぱり比べると質感がまったく違います。ルミナス互換はやっぱり、安っぽい値段は少し高いですが、レギュラーのほうが満足感が高いです。

ちなみに、その中間に位置する「ルミナス スリム」というシリーズがあります。レギュラーと比べて棚板に反り止めがなく、ワイヤーの向きは横向き(互換ラックと同じ向き)で、耐荷重は135kgと控えめ、キャスターは別売となっていますが、見た目の質感はレギュラーとほぼ同等です。

なお、ルミナス互換ラック、ルミナススリムともに、以前はクリアコーティングが施されていませんでしたが、いずれも2017年夏頃からクリアコーティングが実装されています。なので、サビに関してはレギュラー同様に不安は少ないと言って良いと思います。

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この記事を書いた人
収納マン

日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年余りの収納&インテリアのプロ。これまでたくさんのワイヤーシェルフを組み立ててきました。独身時代はエレクターを中心としたコーディネートで、その後もメタルラックやルミナスラックを愛用しています。詳しいプロフィールはこちら

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