押入れ上段に布団を積み重ねたいときは伸縮ラックより「ルミナス・スリム」

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押入れ・イメージ

押入れの上段に布団を積み重ねたいときは伸縮式の押入れフリーラックが使われることが多いです。しかし、これはあまり良くありません。幅が最大90cm強ですから、ラックの下側に布団を収めるのは困難だからです。ラックの上に乗せれば良いと思っている人もいますが、毎日出し入れする布団を取り出しにくい位置に持ってくるというのは収納のセオリーに反します。

樹脂製の押入れフリーラックよりも布団に適したサイズなのは、カタログ通販などで扱われている幅115cm程度まで伸縮できるラックiconです。ですが、これはこれで棚板の高さを細かく変えられないとか、期待したよりもグラグラするといった問題があります。そもそも90cm以下に伸縮する必要があるのかとすら思うわけです(それなら樹脂製でOKのはず)。

そのため、私はクライアント宅で押入れ上段に布団を収納する際はルミナスラックをオススメしています。ルミナスラックなら頑丈で見た目もシンプル、棚板の高さも調節しやすいからです。

※この記事は2023年5月6日時点の情報に基づいています

ドウシシャ・ルミナス スリム

シングルサイズの敷布団と掛け布団をセットで収納する場合は、「ルミナス・スリム」の幅121.5×奥行61cmの棚板(上写真)に、ポールを4本セットすればOKです(ポールはレギュラーシリーズ)。耐荷重は約135kg、棚板の高さは2.5cmピッチで自由に変えることができます。

長さ67.5cmのポールを4本セットした場合、価格は税込15,500円ですから、カタログ通販の押入れ用ラックと比較しても割高ではないはずです。なお、ダブルサイズの布団を収納する場合は幅152×奥行61cmの棚板をセットすれば概ね問題ないと思います。

ちなみに、上位のルミナス・レギュラーなら、もっと大きな幅182.5×奥行61cmの棚板もあります。しかしながら、メーターモジュールか1間半の押入れでもない限り収まりません。これに限らず収納グッズを選ぶときはスペースに合わせるのではなく、収めたいモノの大きさに合わせるようにしましょう。

※価格はルミナスクラブショップの場合(以下同)

さらに幅を拡張しても良し

一間幅の押入れ上段をルミナススリムで仕切る

「ウチの押入れは一間幅だから120cm強のルミナスラックを置くと残りが中途半端になってしまう」とおっしゃる場合は、さらにポールを2本幅61×奥行46cmの棚板を上図のように組み合わせることで拡張しても良いでしょう。枕やシーツ類を収納するのに最適なスペースとなります。

ちなみに、プラス30cm程度で良い場合は幅61×奥行35.5cmのレギュラーシリーズの棚板をセットすると良いでしょう。プラス20cmならポールを追加することなくハーフシェルフ(SS6025-HSL)だけで問題ありません。

このようにニーズに合わせて自由に拡張できるのも、押入れ上段にルミナスラックを使うメリットです。

 

最後に補足。一般的に一間幅の押入れには半間の襖が2枚付いています。その際、襖を開けた開口部は90cmもありません(概ね80cm程度)。対して、布団は90cm以上あります。布団を出し入れするには布団を「V」の字に軽く折らないといけません。

しかし、そうするといくら布団にピッタリなルミナスラックを置いても、布団が出し入れしづらくなってしまいます。また、「V」の字に折るために布団の上側にはゆとりの空間を設けておく必要があります。これはハッキリ言って無駄です。

そういった事態を防ぐために、私は襖を取っ払ってしまうことをオススメしています。そのほうが布団の出し入れがしやすいですし、何がどこにあるのかも把握しやすいうえに、通気が良く、掃除もしやすいからです。

それでは押入れの中が丸見えになってしまうとおっしゃるなら、襖に代えてロールスクリーンを取り付けると良いでしょう。普段は開けっぱなしで使いやすく、通気を確保し、来客時だけ閉めるようにすればOKです。

押入れは毎日使う重要な収納スペースなので、投資を惜しまず快適に使えるようにしましょう。

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