アイリスオーヤマには「メタルラック」のロゴが入っていない”無印”ワイヤーラックが存在します。ドウシシャにも「ルミナスラック」のロゴがないワイヤーラックがありますが、それと同様です。
ポール直径19mmのものについては以前に書きました。しかし、どういうわけか同25mmに関してはスルーしてしまっていたので、改めて記しておきたいと思います。
※この記事は2024年7月24日時点の情報に基づいています
メタルラック・ライトシリーズ(SE)
メタルラックのロゴのないアイリスオーヤマのポール直径25mmのワイヤーラックは「メタルラック・ライトシリーズ」もしくは「メタルシェルフ」と呼ばれます。より正確に言うと、現在はライトシリーズという名称は公式には使われることはなく、メタルシェルフと呼ばれることが一般的です。なお、メタルシェルフは山善の登録商標となっています。
レギュラーのメタルラックの品番が「MR-」から始まるのに対し、ライトは「SE-」から始まります。レギュラーの棚板1枚あたり耐荷重が100~250kgなのに対し(高耐荷重モデル除く)、ライトはワイヤーの本数が少なくて75~100kgとなっています(いずれもサイズにより異なる)。
ラインナップ
ライトシリーズのサイズバリエーションは上表のものに加え、現在は幅150×46×高さ179cmおよび210cmもあります。ちなみに、上表ではSE-915と918の耐荷重が60kgとなっていますが75kgの誤りです。
幅に関しては、基本的にはレギュラーと同じバリエーションです。しかしながら、レギュラーの別売棚板は幅45cmから100cmまで5cm刻み、180cmまで10cm刻みの計20サイズが用意されています。
奥行については、ライトは36cmと46cmの2サイズです。レギュラーはこれに加え、61cmと91cmがあります(一部の幅サイズに限る)。
高さについてはライトとレギュラーで変わらないと言って差し支えないでしょう。
現在はアイリスオーヤマも価格の高いレギュラーよりも手に取りやすい価格のライトを推している感があります。ライトとレギュラーは基本的に互換性があるので、耐荷重を心配する必要がない場合は価格が安いほうを選んでもらって問題ないのではないでしょうか。
価格の比較
メーカー | アイリスオーヤマ | ドウシシャ | |
---|---|---|---|
シリーズ | メタルラック | 25mm | |
レギュラー | ライト | ルミナス互換 | |
品番 | MR-9018J | SE-918E | EL25-90185 |
サイズ(mm) | 910×460×1785 | 910×460×1785 | 915×460×1740 |
棚板1枚あたり耐荷重 | 250kg | 75kg | 80kg |
ラック全体の耐荷重 | 500kg | 375kg | 400kg |
キャスター | 別売 | 別売 | 付き |
税込価格 | 14,580円 | 7,480円 | 7,980円 |
※サイズ、耐荷重はアジャスター脚装着時 ※税込価格はアイリスプラザおよびルミナスクラブショップの2024年7月24時点
アイリスオーヤマのMRとSEの価格を比較すると、幅91×高さ178.5cmサイズでは2倍近くも違います。棚板1枚あたりの耐荷重は3倍近くも違います。これはドウシシャの「ルミナス・レギュラー」と互換ラックを比較しても同様です。
一方で、SEとルミナス互換ラックを比較すると、ルミナスにはキャスターが付いており、ついでに言うとクリアコーティングも施されているのに、価格差は500円に過ぎません。
ただし、ルミナス互換ラックのほうがサイズバリエーションが少ないですから、希望のサイズが見つからないかもしれません。また、配送料が別途かかります。
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