スチールワイヤーラックを洋服掛けに使うときは「コの字バー」がオススメ

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スチールワイヤーラックのワードローブ(洋服掛け)というと、下写真のようなセットが一般的です。

ただ、こういうセットって実は使いにくいのですよ。クライアント宅でも下段の棚板の部分には新品のワイシャツを積み重ねて収納していたり、適当な箱や袋に洋服などを詰めて死蔵スペースになっていることがほとんどです。

このスペースには引出式衣装ケースを置いたほうが使いやすいです。しかし、棚板の上にポリプロピレン製の引出式衣装ケースを置くと、引き出そうとしても内箱より外箱のほうが滑ります。また、ラックの奥行に合う引出しは洋服を収めるには小さく、洋服に合う引出しはラックの奥行よりも大きいというジレンマもあります。

それではいったい、どうすれば良いのでしょうか。

※この記事は2023年4月29日時点の情報に基づいています

足元に「コの字補強バー」をセット!

そんなときは「コの字補強バー」(上写真)をラックの足元にセットするのがオススメです。コの字補強バーを使わずに単純に棚板最下段の位置を高くしてしまうと、ポールの足元がグラグラしてしまいます。しかし、コの字補強バーを使うことでガッチリするのです。

ここに引出式衣装ケースを置けば良いわけですね。それなら棚板の上に置くのと違って外箱が滑ることはありませんし、ラックの奥行からハミ出す大きさでも問題ありません。キャスター付きなら掃除がしやすいというメリットもあります。

ルミナス ノワール・ハンガーラック2段

ただ、コの字補強バーを単品で購入すると、結構お高いんですよー。ルミナス互換ラックのワードローブが買えてしまいそうな値段です。

でも実は、コの字バーがセットになったワードローブというのもあります。たとえば上写真の「ルミナス ノワール・ハンガーラック2段 NO8017-WRN」。これなら最初からコの字バーがセットになっているので、組み合わせで悩む必要がありません。

エリソン・ランドリーラック

「ブラック系はイヤ」、「スライドバスケットなんて要らない」、「サイズは選べないの?」とおっしゃる方には、エリソンラックの「ランドリーラック」はいかがでしょうか。

こちらはランドリーラックという商品名ですが、ワードローブとしても使えます。また、コの字補強バーではなくワイヤーバーを3本使う構造ですが、コの字補強バーと同じ働きをしてくれるので問題ありません。

ホワイト、ベージュ、ブルーグレーの3色が用意されており、余計なパーツは付いておらずシンプルな組み合わせです。また、幅は61cm、81cm、111cmの3サイズが用意されています。

 

というわけで、スチールワイヤーラックをワードローブとして使う場合はコの字補強バーを組み合わせるのがオススメですが、現状ではそれを含むセット品の選択肢はさほど多くはないのが現状です。しかしながら、ノワールやエリソンが登場する以前は皆無だったわけですから、大きな進歩と言えましょう。

ちなみに、洋服の幅は袖まで含めると50cm前後あります。しかし、ノワールもエリソンも標準の奥行は41cmです。なので、できれば奥行46cmのルミナスレギュラーやスリムにコの字補強バーを含むワードローブのセットが欲しいところです。

ですが、ないものねだりをしていても始まらないので、そこまでこだわりたい場合は自分で採光の組み合わせをチョイスしていただければと思います。

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収納マン

日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年余りの収納&インテリアのプロ。これまでたくさんのワイヤーシェルフを組み立ててきました。独身時代はエレクターを中心としたコーディネートで、その後もメタルラックやルミナスラックを愛用しています。詳しいプロフィールはこちら

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