ポール径【25mm】vs【19mm】サイズバリエーション比較

スチールワイヤーシェルフには主にポール径が25mmのものと19mmのものがあります。概ね幅90cm以上のものは25mmが多く、幅75cm以下は19mmが多いと言えるものの、逆に言うと幅60～90cmくらいのサイズでは両者が混在していることも少なくありません。

また、幅だけでなく奥行も傾向が異なります。そこで今回はポール径25mmと19mmそれぞれのサイズバリエーションについて見て参りたいと思います。

ここではポール径25mmと19mmの両方を多く扱っているドウシシャ「ルミナスラック」とアイリスオーヤマ「メタルラック」を念頭に話を進めます。なお、厳密に言うと、ルミナス25mmはレギュラー、同19mmはライト、アイリスオーヤマの同19mmはメタルミニを指します。

※この記事は2024年2月29日に大幅に書き改めました

サイズバリエーションの比較

^{※単位：mm　※いずれも棚板またはポール単品　※突っ張り式は除く}

上表はドウシシャの「ルミナスラック」シリーズとアイリスオーヤマの「メタルラック」シリーズ、それぞれのポール径25mmと同19mmの棚板およびポールのサイズ分布を一覧にしたものです。

上表を見ると、ルミナスラックとメタルラックではサイズ展開に大きな違いはありません。ただし、ポール径25mmに関してはメタルラックのほうが高さがあり、19mmに関しては幅は広く、高さもあります。

ポール径25mmと同19mmで比較すると、やはり19mmのほうが幅・奥行ともにコンパクトです。一方で、高さはほとんど変わらないことが分かります。

ルミナスラックとメタルラックでサイズ展開が大きくは変わらない、また全体的にポール径25mmのほうが大型、同19mmのほうが小型ということを確認したうえで、棚板のサイズ展開についてもう少し詳しく見ていきましょう。

上表はルミナス25mmの棚板のサイズバリエーションです。幅は1215mmまでは約150mm刻み、それ以上は約300mm刻みとなっていることが分かります。また、奥行は約100mm、約150mm、約300mmと差が広がっていきます。

^{※単位：mm}

同様にルミナス19mmについて見てみましょう。こちらは幅・奥行ともに約50mm刻みとなっており、かなりきめ細やかなサイズ展開となっていることが分かります。また、奥行は195mmから445mmとは言え、ほとんどは245mmから395mmに限られます。

以上の通り、ポール径19mmは同25mmに比べて奥行が比較的小さなモノを置くのに適していると言えます。また、比較的狭いスペースで、できるだけスペースにフィットさせるのに向いています。

より具体的に言うと、ポール径25mmは洋服を掛けたり、布団や衣装ケース、ダンボール箱、工具箱、家電、レジャー用品、タイヤなどを置くのに適します。同19mmは生活用品、本などを置くのに適しています。

また、ポール径25mmは寝室、ウォークインクローゼット、納戸などの広い空間、同19mmは押入れ、クローゼット、シンク下、すき間など、スペースの限られた空間に置くのに向いています。

こういった傾向を踏まえて、最適なポール径のワイヤーシェルフをチョイスしてもらうと良いでしょう。