エレクター「フラットシェルフ」発売!ソリッドシェルフとの違いとは

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エレクターをはじめとするスチールワイヤーシェルフは、スチール板ではなくスチールワイヤーを用いることで、コストを抑えつつ耐久性を備えることに成功しています。また、ワイヤーだからこそ、水やホコリが溜まらないというメリットもあります。

一方で、ワイヤーの隙間から小物が落ちてしまったり、モノを出し入れする際に引っ掛かってしまうということもあるでしょう。そうでなくとも、見た目が好みではないという方もいらっしゃるかと思います。

そんな方のために棚板にスチール板を使ったソリッドシェルフや木製のウッドシェルフなどもあるのですが、このたびエレクターからベーシックシリーズ用に「フラットシェルフ」が発売されました。従来のソリッドシェルフなどとは何が違うのでしょうか。詳しく見て参りたいと思います。

※※この記事は2025年11月16日時点の情報に基づいています

エレクターベーシック・フラットシェルフ

エレクター ベーシックシリーズ フラットシェルフ W900xD450mm ブラック 1枚 [並行輸入品]

エレクターシェルフ・ベーシックシリーズの新商品「フラットシェルフ」は2025年9月30日に公式オンラインショップで先行発売され、11月20日からようやく一般発売が解禁されます。

写真を見ると、確かにフラットです。ただ、それだけではヴィンテージエディションのソリッドシェルフの色違いというだけです。にもかかわらず、これほど大々的に売り出すはずがありません。

天板+フレームという構造

エレクター ベーシックシリーズ フラットシェルフ W900xD450mm ブラック 1枚 [並行輸入品]

実はフラットシェルフはワイヤーフレームの上にスチールの天板を乗せる構造になっています。ヴィンテージエディションのソリッドシェルフのようにコーナーリングと棚板が一体となった構造ではないのです。

天板だけを渡すことが可能

天板onフレームという構造により、これまでのようにアドオンシェルフコネクターを使うことなく、2台のシェルフの間に天板だけを渡すことが可能になりました。加えて、L字コーナーに連結する場合も同様に天板だけを渡すことが可能です。

ただし、2台分を連結する場合はフラットシェルフ専用のアドオンシェルフコネクターが必要となります。

ラインナップ

バリエーション 税込価格
カラー 2色 ブラック、ホワイト
棚板 幅5サイズ 450、600、750、900、1200mm 10,120円~22,000円

天板のみ:6,050円~13,200円

棚板 奥行2サイズ 350、450mm

フラットシェルフはブラックとホワイトの2色展開。幅は450mmから1200mmまで5サイズ、奥行は350mmと450mmの2サイズ展開となっています。フレーム+天板のセットなら税込10,120円~22,000円、天板のみの場合は6,050円~13,200円となっています。なお、現状ではフレームのみの販売はありません。

棚板のみで1~2万円というのは、アイリスオーヤマのメタルラックやドウシシャのルミナスラックが1台買えそうな値段です。しかしながら、メタルラックやルミナスラックにはない魅力的な機能なので、プライスレスな価値があると思います。

ちなみに、フラットシェルフに組み合わせるポールは従来品を使用するかたちとなります。

棚板1枚あたり耐荷重は100kg

エレクター ベーシックシリーズ フラットシェルフ W900xD450mm ブラック 1枚 [並行輸入品]

ベーシックシリーズのワイヤーシェルフの棚板1枚あたり耐荷重が135kgなのに対し、フラットシェルフは100kgとなっています。ただし、天板のみの場合は30kgとなります。

ちなみに、従来のアドオンシェルフコネクターを使ってワイヤーシェルフを連結した場合の耐荷重はワイヤーシェルフを普通にセットした場合と同じ135kgです。フラットシェルフでも専用アドオンシェルフコネクターを使った場合は同様と考えられます。

つまるところ、フラットシェルフの天板のみを渡す場合は設置が楽で見た目が美しいというメリットはあるものの、耐荷重は落ちるということです。耐荷重が落ちるのは困る、見た目にこだわる必要はないという場面なら、従来のワイヤーシェルフを使ったほうが良さそうです。

 

というわけで、一概にメリットばかりとは言えないフラットシェルフですが、「これぞエレクター!」と唸らされるデザインと機能美があると思います。価格が高くても、耐荷重が劣っても、これは欲しいと思うユーザーは決して少なくないことでしょう。

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日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年余りの収納&インテリアのプロ。これまでたくさんのワイヤーシェルフを組み立ててきました。独身時代はエレクターを中心としたコーディネートで、その後もメタルラックやルミナスラックを愛用しています。詳しいプロフィールはこちら

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